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ライブ遠征のモバイルバッテリー選び|容量の目安と、飛行機に持ち込むときのルール

木の台に置いたモバイルバッテリーとUSBケーブル
モバイルバッテリーとケーブル。写真:Santeri Viinamäki/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

遠征の日は、電子チケット・地図・乗換案内でスマートフォンの電池が想像以上に減ります。モバイルバッテリーは、遠征の必需品の1つです。

この記事でわかるのは次の3つです。

  • 遠征に必要な容量の考え方と、選ぶときの見どころ
  • 飛行機に持ち込むときのルール(2026年4月24日から変更)
  • PSEマークなど、安全に使うための確認ポイント

遠征でモバイルバッテリーが必要な理由

遠征の日は、ふだんより長い時間スマートフォンを使います。

  • 電子チケット:入場のときに画面を出せないと困ります。電池切れは避けたい場面です
  • 移動:地図や乗換案内、新幹線や飛行機のアプリを何度も開きます
  • 終演後:帰りの電車を調べたり、同行者と連絡を取ったりします

終演後に電池が残っていないと、帰り道を調べられません。入場前と終演後の両方で使えるよう、余裕を持って準備しましょう。電子チケットの準備は「電子チケットと本人確認の準備」で詳しく紹介しています。

選ぶときに見るところ

容量:何回充電したいかで決める

容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で書かれています。数字が大きいほど多く充電できますが、そのぶん重くなります。

  • 日帰りで、スマートフォン1台を1回ほど充電できれば足りる人は、小さめで軽いもの
  • 泊まりの遠征や、ホテルで充電できるか不安な人は、2回分ほどの余裕があるもの
  • スマートフォンの電池容量は機種ごとに違うため、自分の機種の仕様と見比べます

表示どおりの回数を充電できるとは限りません。充電するときに一部の電力が失われるため、少し余裕を見て選びましょう。

重さと大きさ:会場に持ち込むことを考える

会場では、荷物を小さくまとめることが多いです。大きい容量のものは重く、ポーチやポケットに入りにくくなります。持ち歩く時間が長い遠征では、重さも大事な条件です。

端子とケーブル:自分の機器に合うか

  • スマートフォンの差し込み口の形(USB Type-C など)に合うケーブルを用意します
  • ケーブル内蔵のものは、忘れ物を減らせます
  • 早く充電したい人は、本体とスマートフォンが同じ急速充電の規格に対応しているかを見ます

本体の充電の手間

モバイルバッテリー本体も、出発前に充電しておく必要があります。前日の夜に、スマートフォンと一緒に充電する習慣にすると忘れにくくなります。充電は目の届く所でしましょう(後で詳しく説明します)。

飛行機に持ち込むときのルール

飛行機で遠征する人は、モバイルバッテリーのルールに注意が必要です。国土交通省は2026年4月14日に新しいルールを発表し、4月24日から適用しています。

項目 ルール
預け入れ 預け入れ荷物(スーツケースなど)に入れられない。機内に持ち込む
個数と容量 機内に持ち込めるのは1人2個まで。1個あたり160Wh以下に限る
機内での充電 機内でモバイルバッテリーに充電しない。モバイルバッテリーから他の機器にも充電しない
置き場所 座席上の収納棚に入れない
ショート防止 端子をテープで覆う、または1個ずつ袋に入れる

定期航空協会によると、預け入れや個数・容量などの項目は、守らないと航空法で罰則が科される可能性があります。また、航空会社によってはさらに厳しいルールを設けている場合があります。乗る航空会社の公式サイトでも必ず確認しましょう。

新しいルールでは、機内でスマートフォンにモバイルバッテリーから充電できません。飛行機に乗る前に、スマートフォンを充電しておくと安心です。

Wh(ワット時定格量)の確かめ方

飛行機のルールは「Wh」で決まっています。本体のラベルにWhが書かれていればその数字を見ます。書かれていないときは、羽田空港の案内にある次の式で計算できます。

定格容量(mAh)×定格電圧(V)÷1000=Wh

たとえば、定格容量10,000mAh・定格電圧3.7Vなら、10,000×3.7÷1000=37Whです。ラベルの数字が読めないものや、表示がないものは、空港で持ち込めないことがあります。買うときに、ラベルにWhや定格の表示があるかを見ておきましょう。

新幹線や高速バスで遠征するとき

新幹線や高速バスのルールは、それぞれの会社の案内を確認しましょう。どの乗り物でも、充電は目の届く所でするのが基本です。

安全に使うための確認ポイント

買うとき:PSEマークと事業者名を見る

モバイルバッテリーは電気用品安全法の対象です。2019年2月1日以降、基準に適合した製品でなければ販売できなくなりました。NITE(製品評価技術基盤機構)は、買うときに次の点を確認するよう呼びかけています。

  • 本体に「PSEマーク」が表示され、その近くに事業者名が書かれているか
  • 相場より極端に安くないか
  • 販売元の連絡先や、日本語のサポートがあるか
  • リコールの対象になっていないか(NITE の「SAFE-Lite」で調べられます)

使うとき:熱・衝撃・膨らみに気をつける

  • 暑い日の車内など、高温になる場所に置かない
  • 落とすなど、強い衝撃や圧力を加えない。混雑した会場では、カバンの中で押しつぶされない位置に入れます
  • 膨らんでいる、変形している、以前より異常に熱くなる場合は使うのをやめる
  • 充電は安全な場所で、目の届く所でする。外出中や寝ている間の充電は避けます

NITE は、異常を感じたら燃えない容器に入れて、販売店やメーカーに相談するよう案内しています。ホテルでの充電も、寝る前ではなく起きている間に済ませると安心です。

捨てるとき

使い切ってから、自治体の回収方法を確認して出します。一般ごみには混ぜず、分解もしないでください。

遠征の日の使い方

モバイルバッテリーで充電中のスマートフォン
モバイルバッテリーでスマートフォンを充電。写真:Mk2010/CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
  1. 前日の夜に、スマートフォンとモバイルバッテリーを両方とも充電しておく
  2. 飛行機に乗る人は、端子をテープで覆うか袋に入れ、手荷物に入れる
  3. 入場前に、電子チケットが出せるだけの電池が残っているか確かめる
  4. 終演後の帰り道を調べる分を残しておく

ほかの持ち物は「ライブの持ち物リスト」にまとめています。会場の持ち込みルールは公演ごとに変わるため、公式の案内を確認しましょう。

よくある質問

モバイルバッテリーはスーツケースに入れて預けられますか?

預けられません。国土交通省のルールで、預け入れ荷物に入れることは禁止されています。機内に持ち込む手荷物に入れましょう。持ち込めるのは1人2個まで、1個160Wh以下です。

飛行機の中でスマートフォンを充電してもいいですか?

2026年4月24日から、機内でモバイルバッテリーからスマートフォンなどに充電しないルールになりました。乗る前に充電を済ませておきましょう。航空会社ごとの案内も確認してください。

PSEマークがあれば安心ですか?

PSEマークは、基準に適合した製品であることを示す表示です。ただ、使い方によっては事故が起きることもあります。高温の場所に置かない、膨らんだら使わないなど、使い方の注意も守りましょう。

まとめ

  • 容量は「何回充電したいか」と重さのバランスで選ぶ
  • 飛行機では、預け入れ不可・2個まで・1個160Wh以下・機内で充電しない
  • 買うときはPSEマークと事業者名、リコール情報を確認する
  • 充電は目の届く所で。膨らんだり熱くなったりしたら使わない

初めて遠征する人は「初めてのライブ遠征ガイド」もあわせてどうぞ。

この記事の出典

最終確認日:2026年10月25日(日)

会場のルール・終演時刻・時刻表は変わります。最新の情報は必ず公式の案内でご確認ください。

この記事を書いた人

ゆうすけ ライブ・コンサートに遠征し、行った会場の帰り道と荷物の置き場所を記録しています。

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